東京ぐらしの彼とは違って私は田舎で実家ぐらしだから、年間90万円すらいらないような状態だ。なのに、毎日仕事をしているし、毎日つらい。知らず知らずのうちに膨らんだ固定費に尻を叩かれている。
彼ほどミニマリストにはなりきれないが、彼の生活には憧れる。
これを書いていたときの著者は30歳だったらしい。偶然にも今月で30歳になる私にとっては勇気づけられることが多かったし、読んでとても気が楽になった。
Kindle版で買った本書は読了までをほとんどiPhoneに読み上げてもらった。かなりゆるい文章なので、「〜もんね」「笑」のような箇所を真面目に機械的に読み上げる女声が滑稽で、なかなか趣深かった。